音楽専門学校に通うことを決意したものの、どこに通えば良いのか分からなくて、結局有名なところにしちゃった…という方が案外多いです。しかし、いくら専門学校といえど、個人の細かい要望を汲み取り、その全てに対応することは現実的に不可能です。そのため、「学校に何とかしてもらう」のではなく、「自らの要望に添ってくれる学校を探す」というのが、一番理想を叶えるのに望ましい状態です。
そのためには、自分がどういったプレイヤー・ミュージシャンを目指すか、ゴール地点をはっきりさせておくことが先決です。アーティストになるのか、スタジオミュージシャンになるのか、クリエイター(作曲家・アレンジャー)になるのか、エンジニアになるのか、目標だけでもかなり出口が異なるため、まずは行き先をはっきりさせておきましょう。

具体的に何を学びたいかをはっきりさせる

目標地点が決まったら、今度は具体的に何を学びたいかをはっきりさせます。ジャズプレイヤーになりたいのか、ロックミュージシャンになりたいのか、それともR&Bやブルースなど黒人音楽を強化したいのか、ギタープレイヤーだけでも学ぶものによって全然違います。それに伴い、そういったジャンルや希望の科目が得意な講師を探すことが必要不可欠です。自分の欲しいジャンル・技術を極めた講師がいなければ、行く意味がありません。何となくで選ぶのはやめましょう。
クリエイターの場合、さらにはっきりします。ProToolsやCubaseなど定番音楽制作ソフトを取り扱っていない学校は論外です。加えて、普段なかなか触れないハードウェアを置いている学校を狙って探すのも良いでしょう。ラックタイプのヴィンテージのプリアンプやコンプレッサーは、個人で導入するにはかなりの財力が必要だからです。

セミナー・オープンキャンパスは見逃さない

街のレッスン教室などでは、常に体験レッスンを受け付けていますが、専門学校の場合、定期的にオープンキャンパスやワークショップを開催しているだけで、他はあまり門戸を開いていません。しかし、このタイミングで利用することで、学校の雰囲気を感じることができます。資料を取り寄せたり、ホームページを見ることである程度は分かるものの、肝心な学習環境や空気のようなものはこういったワークショップなどでしか得られないので、必ず参加しましょう。その時、必ずセミナーのあとに講師との面談コーナーなどが設けられているので、こちらももれなく参加して質問ぜめをしましょう。自分に合うかどうかを探る、またとないチャンスなので最大限活かすようにしましょう。学びたいことや目指す目標がはっきりしていると、ここでの質問がより具体的になるので、ぜひこの機会に自分の目標をしっかり見極めておいてください。